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住宅関係補助金のご紹介!2025年度



新築住宅は、20254月以降に省エネ基準への適合が義務付けられるなど、脱炭素社会の実現に向けて拍車がかかり、2025年度も住宅の省エネ向上にまつわる補助金が出る予定です。概要をご紹介しますので、リフォーム等をお考えの方はぜひともご活用ください。


 

1.2025年度住宅省エネキャンペーンの概要リフォーム補助金の概要

2025年度も住宅省エネキャンペーン が継続になりました。事業予算が4480億円と、2023年度は3000億円、2024年度は4215億円から過去最大です。今年度リフォームをしそびれた方には朗報かと思います!

環境省と国土交通省が連携して、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能の脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)を支援するものです。どんな内容の補助金か簡単ですが、ご紹介します。詳細は、各省庁のホームページをご確認いただければと思います。


※GXとはGreen Transformation(グリーントランスフォーメーション)の略語。

化石エネルギー中心の産業・社会構造を、クリーンエネルギー中心の構造に転換していく、経済社会システム全体の改革への取り組みを指します。(出典:株式会社野村総合研究所HP 用語解説より)

 

1-1 子育てグリーン住宅支援事業

「子育て」という言葉が入っていますが、全世帯が対象の補助事業です。既存住宅のリフォームの場合だけでなく、新築も一定基準を満たしていると補助対象です。


【新築の場合】

対象世帯すべての世帯
対象住宅GX志向型住宅

・断熱投球6以上

・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上

・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上(寒冷地は75%以上)

補助額160 万円/
対象世帯子育て世帯等
18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)または夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)
対象住宅

● 長期優良住宅 : A、B、C を満たすもの

● ZEH水準住宅 : B、C を満たすもの

 A:長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられている住宅で、地方公共団体にて認定を受けたもの。

 B:断熱等性能等級「5以上」かつ再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量の削減率「20%以上」に適合するもの。 

 C:賃貸住宅の場合、子育て世帯等に配慮した安全性・防犯性を高めるための技術基準に適合することが必要。

補助額

● 長期優良住宅 : 80 万円/戸(建替前住宅等の除却を行う場合:100 万円/戸)

● ZEH水準住宅 : 40 万円/戸(建替前住宅等の除却を行う場合:  60 万円/戸)


【既存住宅のリフォームの場合】

対象世帯すべての世帯
対象工事

【必須工事】

D : 開口部の断熱改修(ZEH住宅相当の省エネ相当)

E : 躯体の断熱改修(ZEH住宅相当の省エネ相当)

F: エコ住宅設備の設置


【付帯工事】

  1. G:子育て対応改修
  2. H:防災性向上改修
  3. I :バリアフリー改修
  4. J:空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
  5. K:リフォーム瑕疵保険等への加入
補助額

① D、E、F 全て実施:上限60万円/

② D、E、F いずれか2つを実施:上限40万円/

 

1-2 先進的窓リノベ2025事業

先進的な窓の導入加速により、くらし関連分野のGXを加速させることも目的としたもの。

対象世帯すべての世帯
対象工事

高性能の断熱窓への改修

(熱還流室(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超える等、一定基準を満たすもの)

※経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に対象工事(断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体をいう)に着手したものが対象。

※窓の改修と同一契約内でドア(開口部に 取り付けられているものに限る)についても断熱性能の高いドアに改修する場合には、補助の対象。

補助額

補助率 1/2

上限 200 万円/戸

 

1-3 給湯省エネ2025事業

省エネルギー対策として、高効率給湯器の導入を促進する取り組みに係る設備の導入に要する経費の一部を補助する事業です。

対象世帯すべての世帯
対象工事

【導入工事】

①ヒートポンプ給湯機

  +A要件:ネット接続可、天気・日射予報に連動した昼間の沸き上げシフト機能有り

  +B要件:一定の性能値以上

②ハイブリット給湯機

  +A要件:ネット接続可、昼間の再エネ電気を積極的に自家消費する機能有り

  +B要件:一定の性能値以上

③家庭用燃料電池

  +C要件:ネット接続可、停電予想される場合に稼働を停止しない機能有り


【高効率給湯器①~③の導入と併せた以下の撤去工事】

④蓄熱暖房機の撤去

⑤電気温水器の撤去


※経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に対象工事に着手したものが対象。

補助額

① 基本額:6 万円/

  A要件を満たす場合:10 万円/

  B要件を満たす場合:12 万円/

  A・B要件を満たす場合:13 万円/

② 基本額:8 万円/台

  A要件を満たす場合:13 万円/

  B要件を満たす場合:13 万円/

  A・B要件を満たす場合:15 万円/

③ 基本額:16 万円/

  C要件を満たす場合: 20 万円/

④ +8 万円/台(上限:2台)

⑤ +4 万円/台(上限:①~③の補助を受ける台数)

 

1-4 賃貸集合給湯省エネ2025事業

省エネルギー対策として、既存賃貸集合住宅における賃貸オーナー等によるエコジョーズ等の取替を促進する取り組みに係る設備の導入に要する経費の一部を補助する事業です。

対象世帯すべての世帯
対象工事

従来型給湯器から補助対象エコジョーズ等への取替


① 給湯単能機(エコジョーズ):モード熱効率が90%以上

② ふろ給湯器(エコジョーズ):モード熱効率が90%以上

③ 給湯暖房機(エコジョーズ):給湯部熱効率が95%以上

④ 油焚き温水ボイラー(エコフィール):連続給湯効率が95%以上

⑤ 石油給湯機(直圧式)(エコフィール):モード熱効率が91%以上

⑥ 石油給湯機(貯湯式)(エコフィール):モード熱効率が80%以上


※経済対策閣議決定日(令和6年11月22日)以降に工事に着手したものが対象

補助額

● 追い焚き機能なしエコジョーズ/エコフィールへの取替:5 万円/台

  ※ 共用廊下を横断してドレンレールを敷設した場合:8 万円/台

● 追い焚き機能ありエコジョーズ/エコフィールへの取替:7 万円/台

  ※ 浴室へのドレン水排水(三方弁、三本管(二重管含む))工事の場合:10万円/台

 

2.注意点

代表的な注意点を以下に列挙します。補助金対象になりそびれることがないよう、検討前にぜひご確認ください。


 ■ 申請者の条件 

補助金の申請は、各種工事を行う施工業者が行います。そのため、申請を行うには、その施工業者が以下の条件を満たしている必要があります。

補助金の活用をお考えの方は、工事を依頼する前にその施工業者が登録業者かどうかを確認しましょう。


 ■ 申請期間と工事期間 

工事完了後に申請になりますので、申請締切までに工事が終わっている必要があります。

なお、申請終了は2025年12月末日です。


 ■ 事業予算に限りがある 

各事業の予算に限りがあるため、対象工事をしたら必ず補助金が受け取れるわけではありません。

申請期限よりも前に締め切られる場合があります


 ■ 補助金の受領と支払い 

詳細は未発表ですが、例年は、補助金申請後の交付決定するタイミングと支払いタイミングによって、

 ①施工業者側で契約代金に充当する

 または

 ②契約金額を支払った後に施工業者からキャッシュバック

に、なります。そのため、満額の支払い準備が必要です。


3.まとめ

2025年度も住宅省エネキャンペーンが継続になりました。事業予算が年々増加し2025年度は過去最大の4480億円です。この機会をぜひ活用して快適な省エネ住宅・子育てしやすい住宅を手に入れてください。

以下、キャンペーン概要の一覧を示します。詳細は「1.2025年度住宅省エネキャンペーンの概要」をご確認ください。


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